叢・・4
2007-10-07


禺画像]

 空き地の叢には野の花々がさいている。
雨上がりの早朝、葉っぱの一枚一枚に露を置いて一面に光っている草原を
見ると花がなくても充分に美しい。
当たり前のことなのに、花はお天気で表情を変え、朝と夕方では違った顔を見せる。
昨日そこに咲いていた花も時間で見られないこともわかった。
ネコジャラシが風に揺れ、蓼は傾きかけた夕日に赤く燃える。
飛び立とうとする綿毛や名も知らない花々のなんと健気なことか。

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