ささまき
2010-07-05


禺画像]
秋田の姉から荷物が届いた。
「みんな戴きものだから・・」と前もって電話があった。
何かと送り物をしてくれる姉に「わざわざ送らなくていいよ」と私が言うから気を使わせまいとしているのだ。

 「じゅんさい」と「ちまき」が入っていた。
「ちまき」には黄粉が添えられていた。

 子供のころ田舎では「ちまき」を「ささまき」と言っていた。
普段は台所に立たなかった父が節句の時だけ「ささまき」を作るため台所に入った。
 母は父さんのようには出来ないと言っていた。

 大きめの笹の葉っぱを重ね三角に折り、水に浸しておいたもち米を包んでミゴ(わらしべ)で結わえた。それを蒸すと出来上がり。
 兄弟が七人もいたから「ささまき」の数も多かった。

 届いた「ちまき」はスマートだ。
父の「ささまき」はもっとずんぐりしていたように思う。

 レンジで温めて添えてあった黄な粉をまぶして食べた。
笹の色と匂いが餅にしみ込んで懐かしい味であった。

コメント(全4件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット