2016-03-14
散歩を兼ねて遠くのスーパーまで歩くことにした。
学校帰りの男の子が一人で歩いていた。
ランドセルに交通安全の黄色いカバーが付いていたから一年生だろう。
「一人で帰るの?」
「うん」 屈託なく答えた。素直な感じの可愛い坊やだった。
「一時間目は何の勉強だったの」「こくご」続けて受けた科目を言った。
「何が好き?」と聞いたら「虫が好き」と答えた。
こちらとしては予想外の回答だったがそこから彼の虫談議がはじまった。
カブトムシの名前を数個並べたかと思うと 青大将が家に住みつくといいことがあるのだとかおとぎ話のような感じも混じったり 生き生きと話は続いた。
「ふ〜ん」「ふ〜ん」私は感心して聞いた。
800メートルくらいのところに横断歩道があって彼は左へ私はまっすぐへ。
「お話をありがとう。楽しかったよ」「ばいば〜い♪」
あッ!! 別れてから気づいた。
これってまずいんじゃないの。
「知らない人に声をかけられても応えてはいけません。」
と先生に言われているかもしれないのに。
少年の 澄んだ瞳を思い浮かべながら・・・ ゴメンナサイ!!
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