漫画を地で・・
2008-03-26


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近頃店の奥に眼鏡をかけたおじさんがいるような身近な街の本屋が少なくなった。
 売り場も本の種類も図書館のような規模の大きな書店が出来少し遠いが欲しい本は揃っている。
ところが売り場が大きいだけに自分でお目当ての本を探すのは難しい。

 二年ほど前、「暴れん坊本屋さん」という漫画本を見たことがある。
新書館発行で作者は久世番子(くぜばんこ)。
漫画家でありながら書店で働いている作者が日常生じる本屋の裏側や
苦労話を漫画にしたものだった。

 こんな一場面があった。
本を探すとき普通のお客は「〇〇って本、何処?」と訊ねるそうだが
中には「新聞に載ってたアレない?」等と聞く人がいるそうだ。
「アレって???」店員が困惑していても「プロだから分かるでしょう」という態度ですましている。

 さて、ばあが街を歩いていて大きな本屋さんの前を通った時突然新聞に載っていた「アレ」を思い出してしまった。
う〜む、出版社は???雑誌名は???なんにも思い出せない。
それなのに厚かましくもカウンターで云った。
「最近創刊された雑誌で《季節の暦》とか」っていう本はありませんか」

 店員が捜してきてくれたのが写真の週刊誌。
「それです!それです!」
(何がそれですだ《季節の暦》って当てずっぽうな書名を言ったくのは誰?大はずれ〜> 自分 ^^;;;;  )

 こちらのトンチンカンなおバカぶりはにもかかわらず
求めていた「アレ」を渡してくれた。
プロはすばらしいと感心感嘆してしまった。アッパレ1アッパレ!

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